『灰色の運命』

□プロローグ 運命の光
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「成る程、そういう事か。」

とある場所にモニターでこの戦闘を見ている者がいた。

「あの『ガンダム』は『この世界』のMSだったのか。まあ、そんな事はいい。この世界から導こう。誰にも邪魔はさせない。いや、出来はしない。誰もこの僕に勝てないのだから。しかし…」

その者はモニターを拡大させた。
画面にはSフリーダムが映っていた。

「キラ・ヤマトか…。彼とラクス・クラインは利用のしがいがある。『彼』は僕が宇宙(そら)に上がる為の手段でしかないからもう用済みだ。だから次は彼らを使い、ザフトを潰す。そして頃合いを見て、彼らを消し、僕がこの世界を導こう。」

その者は邪悪なまでの微笑みを浮かべた。
この戦闘で、ロード・ジブリール、カガリ・ユラ・アスハ、アスラン・ザラが戦死し、シン・アスカはMIAになった。
果たして、ステラがシンを導いた『別世界』とは───
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