G00D外伝 『義翼の鳥』

□第4話 限界離脱領域、セブンソード、報われぬ魂
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龍義「……………」

ガンダム調査隊は宛もなく飛んでいた。

龍義「(…ただ意味もなく飛んでいる…か…。ユニオンはタリビアの件によって安泰、人革連と中東、アフリカは所々で紛争が散発している以外はそこまで紛争は起きてはない…か…)」

そうして、そのまま飛んでいた。

ピピッ!

龍義「!」

軍から通信が送られてきた。

龍義「なんだ?…………なっ?!」

龍義はその通信の内容を見て、驚愕した。

龍義「『人革連の天柱で低軌道ステーションの重力ブロックが分離。地球に向かって落下。』…何だと!?」
グラハム「軍がわざわざ此方に連絡を送るという事は、ガンダムか。」

ピピッ!

ハワード「次の通信が…」
龍義「『尚、分離した重力ブロックは、ガンダムによって地球への落下は防いだ模様。』……はっ?」

龍義はその通信の内容に拍子抜けた。

ダリル「どういう事だ?」
ハワード「ガンダムが人命救助を行ったとも取れるが…?」
龍義「…ガンダムのパイロットに聞いてください。……まあ、言えるとしたら、このガンダムによる人命救助は、『極めて私的な感情』によるものか…」

龍義は最後にそう呟いた。
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