G00D外伝 『義翼の鳥』

□第15話 トランザム、世界を止めて
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龍義「何…?」

龍義は『ある情報』に目を見開いた。
それは人革連のジンクス部隊が此方に合流するという情報だったが、龍義はその中にある別の情報に目を見開いていた。

龍義「『AEUの外人部隊の兵士が新型のガンダムを奪取した』…?! どういう事なんだ…?」

龍義は事の真相を確かめるべく、人革連との合流を待つ事にした。


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通路


「ん…? 君は…」
龍義「えっ…あ、スミルノフ中佐?」

人革連と合流し、新型ガンダムを奪取した人物に会いに行こうとした龍義は、そこでセルゲイと出会った。

セルゲイ「飛鳥龍義少尉、だったな」
龍義「今は中尉です。もしかして中佐もあの新型ガンダムを奪取した人物に会いに?」
セルゲイ「私は自分の目で見たものしか信じない男でな、無論会いに行くさ。」
龍義「では、お伴しましょう。」

龍義とセルゲイはその人物に会いに行った。

龍義「…奴か…」
セルゲイ「貴官か? このガンダムを鹵獲したのは。」
「あっ…?」
セルゲイ「頂武特務部隊のセルゲイ・スミルノフ中佐だ。」
龍義「オーバーフラッグスの飛鳥龍義中尉です。」
「あっ…ロシアの荒熊から直々に挨拶して頂けるとは…。フランス第4独立外人騎兵連隊ゲイリー・ビアッジ少尉です。ガンダム掃討作戦に参加させて頂きます。」
龍義「(なんだ…? コイツの目は…?)」
セルゲイ「聞かせて欲しいものだな。どうやってガンダムを鹵獲したのかね?」
ゲイリー「へへっ、そいつは企業秘密という事で…」
セルゲイ「ッ…」
龍義「(企業秘密…? この目といい、まさか、コイツは……)」
『有視界戦闘宙域への到達まで距離2000。総員第一種戦闘配備。MS部隊、出撃準備…』
龍義「あっ…、ッ。」

龍義は戦闘準備をする為、この場から離れた。

龍義「やはり、奴は俺が最も嫌うタイプの人間だな…」
セルゲイ「ほう、聞かせてもらおうか。」
龍義「あ…スミルノフ中佐…。はい、奴は恐らくは『傭兵』…」
セルゲイ「成る程な。私もそう思っていた所だ。」
龍義「ッ…」
セルゲイ「部下の一人に奴の監視を任せる。行くぞ。」
龍義「はい。」

龍義はパイロットスーツに着替え、ジンクスのコクピットに向かった。
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