『対話の前の日々』
□変革者と最強の超兵
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朝
龍義とミユは車に乗っていた。
ミユ「…あ、もし良かったら次の町まで送りますよ?」
アレルヤ「いや、この足で旅をしたいから、それは嬉しいけど、断るよ。」
ミユ「そ…そうなんだ…」
龍義「ククッ…!」
ミユ「あっ! 龍兄今笑ったでしょ?!」
龍義「…それじゃ、『またな』。」
そう言って龍義は車を走らせた。
アレルヤ「…………」
アレルヤは2本のメモリースティックを取り出し、車を見送った。
マリー「アレルヤ…」
アレルヤ「………」
アレルヤは何も答えなかった。
ミユ「全く…もう、笑うなんて酷いよ!」
龍義「フッ、それはすまなかったな。…………」
ミユ「龍兄?」
龍義「(アレルヤ・ハプティズムとソーマ・ピーリスことマリー・パーファシー。彼等に次に出会うとしたら、戦場で、敵か、それとも……)」
龍義は『いずれ次に出会う時の事』を考えていた。