『灰色の運命』2

□第31話 再会と歪み
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ブリーフィングルームには、マイスター達とリジェネが来ていた。

リジェネ「へぇ…これが…」

リジェネは足元のモニターを見た。
モニターにはMSを展開して調査を行っているミネルバとナスカ級が映っていた。

アレルヤ「どうして連合軍じゃなくて敵対してるザフトが連合軍基地に先に来ているんだ…?」
スメラギ「恐らくは、付近に私達『正体不明の部隊』がいる可能性があるから、迂闊に近付けないというのがあるのかも。」
ロックオン「だとしたら、ザフトはえらい度胸が入ってるってことか。」
シン「………」

シンはただただモニターを見つめていた。

スメラギ「…シンはどうしたいの…?」
シン「ッ……」

シンはスメラギの言葉に顔を上げ、話を始めた。

シン「俺は…どうすればいいのか…分からないんです…。例え会えたとしても、何をどうすればいいのか…」
スメラギ「………」
シン「俺には4年振りだけど、あっちは数週間そこらですよ? 一体どうすれば…」
スメラギ「…分かったわ。今は時期尚早という事にしておくから、今はじっくり考えなさい。」
シン「…はい…」

シンはそう言ってブリーフィングルームを出た。

スメラギ「マユ、この宙域から離れるわ。」
マユ「…はい。」
スメラギ「フェルトは付近のアステロイドベルトを調べて。其処に潜伏するわ。」
フェルト「了解。」

程なくして、プトレマイオス2は隠れるのに適したアステロイドベルトを見付け、その場を離脱した。
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