BLEACH1
□秘密兵器
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「んーきもちー…」
ごろんと寝転べば
青い空!白い雲!
ぽかぽか太陽!
そしていい感じに暖かいコンクリート!
「最高だねこれは」
こうやって屋上を独り占めできるのは滅多にない
只今三時限目
教室では現代文の真っ最中
あたしはいわゆるサボりの真っ最中
この学校ヤンキーだらけで校則緩いし、サボりなんて当たり前みたいな状況だから。
まあ、バレたらバレたでめんどくさいけど…
「現代文きらいだもーん」
中学の頃はそこそか真面目に授業は受けてた方だった
今だってそうだ
ただ、現代文の授業はどうしても眠くなって仕方ない
どのみち寝てしまうなら快適な場所で寝たい
そんなわけでここ、屋上にいる
誰もいないから、スカートだということも気にせず、大の字で寝転がる
こういうところ女子力ないな、って思うけどね…
「天気良いなあ…」
ゆっくりと流れる雲
そよそよと吹く心地よい風と太陽の光にだんだんとまふたが重くなってくる
はあ〜しあわせ〜
だんだんと迫ってくる睡魔に任せ、目を閉じたときだった
ガラッ
頭上の方で扉の開く音がした