小ネタ置き場

番外までいかない、思いついたネタを置く場所
◆no title 



優姫と少女が普通に会話を続ける中で、気になる事が1つ――なぜ熱を計るのに額を合わせたのかという事。
そもそも言葉で訪ねれば済む話。
誤魔化される事を警戒したとしても、手で計れば十分。
なのに何故あえて“額”で計ったのか…。
例えば枢と少女が恋人同士というのなればまだ納得ができる。
けれど2人の関係は枢が一方的に好意を示し、それを少女が厭う…というもので。
枢の方が少女の熱を計るのならば、まだしも…少女の方からそれをする事は考えにくかった。
そして優姫がその件を訊ねない事もまた不思議だった。

浮かんだ疑問を解消したくはあるが、この2人にそれを聞くのは躊躇われた。
同じ学園に通っているとはいえ、気安く話し掛けてはいけない存在――それが“純血の君”だ。
特に少女に対しては、その正体が判明するまで冷たく当たってきたという自覚がある。
今さら“普通”に接しようとしても、少女が“純血種”だからすり寄ってきたのだと思われるのがオチだ。
また、嫉妬深い枢の怒りを進んで買いたいとも思わない。

けれど、気になるものは気になるのだ。

自然、生徒たちの視線は1人の人物へと集まる。
この中で1番“純血の君”に近しい人物。

元老院を纏める一翁の孫であり、枢や優姫とも友人に関係にある人物――一条拓麻に。

END

一条さんは頼りにされていると思う。
枢様からも、他の夜間部生からも。…その分、苦労をしてそうではあるけど。
……中間管理職っぽいよね。


2014/02/06(Thu) 22:28

[コメント書込]

[戻る]
[TOPへ]
[カスタマイズ]



©フォレストページ