マサ蘭小説

□俺の憧れの先輩。
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俺、狩屋マサキはサッカー部所属の一年生。
サッカー部は先輩も同級生もみんな優しい人ばっかりで楽しい。俺の中学生活はサッカーのためにあるようなものだ。
そして、俺には憧れの先輩がいる。
2年の同ポジ、霧野先輩だ。
霧野先輩は、同ポジということもあり、俺にすごく優しくしてくれる。
「狩屋ーー!!」
霧野先輩が俺を呼んだ。
「水、お前もいるかー?」
「あっ!はいお願いします」
俺は霧野先輩に駆け寄り、水を受け取った。
「ありがとうございます!!」
「頑張ろうな」
霧野先輩はニコッと笑う。
「あっ霧野せんぱ…」
「神童ーーー!!」
俺の言葉が聞こえなかったのか、霧野先輩はキャプテンの所に行ってしまった。
最高の笑顔でキャプテンの元へ駆け寄る霧野先輩。
この光景をみていると、俺はいつもなぜかすごく寂しいような、切ないような気持ちになる。
「霧野先輩とキャプテン仲いいよね〜恋人同士みたいw」
2人の姿を見ていて気づかなかったのだが、いつのまにかとなりに影山がいた。
「そうだなー!霧野先輩女顔だし」
俺は無理やり笑顔を作った。
何なんだよ、俺は。
変態か?
続く

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