うた☆プリ!!R-15
□愛するあなたに
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突飛な質問に面食らってしまう。
「えぇ・・・と。この前ここに引っ越してきたんです」
今日は、まち探検で迷いながらも、なんとかわかる道を探していたら本屋があったから、道を尋ねるついでに、興味のある本を数十冊買ったのだ。
「そうなの!?じゃあ今度案内するよ!」
嬉しそうに彼が言うから、思わず照れてしまう。
「じゃぁ・・・お願いします♪」
私がそう言うと、彼は恥ずかしげもなく
「楽しみだねぇ」
と笑っていた。
照れるを通り越して、もはや顔はりんごだと思う。
熱いのがわかる。
はわぁ・・・もうやだぁ・・・。
「そうだ!メアド交換しようよ!ね?」
そう言って彼は首をかしげた。
やばい!可愛い・・・。
熱かった顔はもはや湯気が立つほど・・・。
男の子と無縁な私にとって、彼氏なんて一度もできたこともなく、一目ぼれなんて・・・。