うた☆プリ!!
□嶺二と藍の思い
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side藍
「〜・・!」
何やら人が言い争っている。
僕は興味本位で覗くと、彼女が泣きながら僕の横を通り過ぎていく。
彼女を視線で追ったあと、嶺二の方へ視線を向ける。
「アイアイ・・・どうしたのぉ〜??」
最初、切なそうに顔を歪めるものの、すぐにいつもの嶺二に戻る。
「なんの話ししてたの?」
僕が聞くと、嶺二は驚いたように目を見開く。
「どうしたの?アイアイ。人に興味を持つなんて」
指摘された言葉がなぜだか心を動揺させた。
「君には関係ないでしょ?」
思わず冷たい言い方になる。
「フハッ!!アイアイじゃないみたいだね」
嶺二は吹き出して笑う。