うた☆プリ!!R-15
□本当に好きなのは誰?
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そのあと、とにかく無理やり歩き、社長室で楽譜を提出すると、スケジュールをもらい、早々に事務所をでる。
痛い・・・。
早く帰ろう・・・。あぁ・・・病院にも行かなくちゃ・・・。
こんなに痛いの・・・ありえない
悩みすぎて、昨日は寝れなかったもの。
頭も痛い。
帰ろう。帰って寝てから、病院へ行けばいいよね?
そう考えながら、おぼつかない足取りで大通りまで出る。
目の前には、この町一番運動になると言われているらしい長い階段。
手すりをつかもうと手を伸ばす。
「でさぁ・・・」
「あははは!ありえないんだけどぉ!」
そんな時、ギャル風の女子が後ろから歩いてきた。
フラフラしている私を気にすることなくそのまま歩いてくる。
「っ・・・!」
「いってなぁ!ってきゃあああ!?」
歩いてきた一人のギャルにぶつかり、力の入らない私は受身をとることも、手すりに捕まることもできないまま・・・・。
階段から落ちていった。
このまま死ぬの・・・?
意識がぼーっとして、痛みを感じるどころではなかった。