オリジナル(詞)

□鶏のからあげ
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夕暮れの街 自転車のペダル踏んで
坂だらけの狭い道駆けてく
カゴには今夜のおかず
口にお決まりKOOL light(くわえながら)
坂だらけの狭い道駆けてく

アパートの階段に寝ころぶノラ猫
『類は友を呼ぶ』ってホントだよなぁ
ドアを開ければすぐに駆け寄ってきて
『おかえり』をする俺のネコ

面倒くさくてワガママで どうしようもないやつだけど
晩ご飯のからあげ あげるふりしてからかいながら
からかいながら…

小さな幸せ感じるな

そして今日も一日が過ぎてく…


大変なんだぞ 気分屋のお前の機嫌損なわぬよう付き合うのは
わかってんのか?
…わかってないよな
だから戻ってこないんだろ

相棒をなくしたぬいぐるみの顔が
悲しく笑ったように見えたんだ
ふと外を見やると 降りしきる夕立
寒いだろ… なぁ帰ってこいよ

そのとき部屋に響いた 変わらない生意気なその声
精一杯背伸びして 疲れ果てて眠ってしまった
眠ってしまった…

お前にそっとつぶやいた

もう いなくなるなよ…


最初はただの厄介者だった
ムカついてばかりいた
いま初めて気がついた
俺にはお前が必要なんだ


寂しがり屋でイタズラ好きなどうしようもないやつだけど
晩ご飯のからあげ あげるふりしてからかいながら
からかいながら…
スネる姿見て俺は笑った

そして今日も一日が過ぎてく…

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