オリジナル(詞)

□水色ライン
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乗り換えまではあと3駅 短く長い10分間
近くて遠い君の横顔
ねぇ 僕ら『トモダチ』に戻れたのかな?
あの日からもう随分経った 涙の跡も乾いて消えた
なのに どうして今更になって
その笑顔で 胸が苦しくなるの

君と過ごせるこの時間を必死に刻み込もうとしても
どうしてだろう 窓の外流れる景色みたいに
モノクロでしか残らないよ

水色ラインは走り続ける 思い出を乗せて
レールの果てまで ずっと一緒なんて思っていたけど
僕ら2人の切符では
乗り越しなどできない


そしてゆっくり電車は止まる そっと手を振り立ち上がる君
閉まるドア 飛び出していれば
まだ君に間に合ったかもしれないけれど…

振り返らない後ろ姿が 遠く霞んで消えてゆくまで見つめてた
加速する電車に揺られ あの頃にはもう戻らない

戻れない…

だけど…


守れなかった約束を悔やむより 前を向こう
いつかまた 偶然君に出逢えたとき
笑顔でいられるように…


水色ラインは走り続ける 思い出を乗せて
レールの果てまで ずっと一緒なんて思っていたけど
君が去った改札の向こうに 僕は行かないよ

水色ラインは走り続ける 真っ直ぐ遠く
レールの行き先はいつだって自分で切り開け
停車時間はもう終わりさ 鳴り響く発車のベル…

僕は明日行きの切符握って
あの日の二人に手を振るよ

さよなら……

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