オリジナル(詞)

□戻らない夏
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照らす西日影が伸びて いつもの道が切なく見えたヒグラシ鳴き止まぬ夕暮れ
高く遠く流れる雲を 夢中で追いかけたあの日々も揺れる陽炎の彼方へ

笑顔で咲いたひまわりも頭をもたげて泣いているよ
季節はまた巡れども 今年の夏はもう戻らない

空の色も風の音も草の匂いもその手の温もりも
全てを連れて夏が終わる 僕はただ目を閉じて消えないでと祈るだけ


いつかの傷跡に冷たい風が優しく触れる
過ぎゆく季節と共に 僕もいつの日か変わってしまうのだろうか

空の色も風の音も草の匂いもその手の温もりも
僕は絶対忘れたくない だから目を閉じて何度でも心に刻もう

秋が行き過ぎ冬が訪れ やがて全てが雪に閉ざされたとしても
季節は巡りまた夏がくる度に 目を閉じて思い出そう この夏を
目を閉じて思い出そう
もう戻らないこの夏を

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