〜300



ほら、鮮明に浮かぶその光景に

ピュロスの勝利は柄じゃないの

たった一人の為に在りたいと思う

私は私を閉じ込めて、貴方は貴方を貫けばいい

揺るがないその眸に救われた

悲痛な覚悟なんかさせないから、どうか、

エターナルブルーと雲海

瞼のアルバムにそっとしまう

傷付けるだけのプライドならばかなぐり捨ててよ

解っているのに祈る事をやめられない

僕らの青春エンドロール

そしてまた大人になっていく

ピーターパンはネバーランドに帰ってしまったから

ひどい喪失感に眩暈

少女のウェンディはどこへ行った？

狡い大人はただ憧れる

時計台の針を巻き戻せ

変わらない日々で間違い探し

ない物ねだりっ子は月を見て泣く

無邪気を放棄

ピンク・リボン・ひらひらレースへの傾倒

放課後のチャイムが何かの始まり

立ち上る湯気と詰まった排水溝の行方

いつか思い出になった君に会いに行こう

カミサマの戯曲はチープで陳腐

第六回君の隣争奪戦

一歩、二歩、三歩目が踏み出せずに永遠に後悔する

「恋なんてビターテイストよ」って隣のお姉さんが言ってたの

青い鳥を探しに君と

微笑んで精一杯の拒否

すれ違っただけの幸福だった

闇夜に滲んだ黒髪

憧憬の暴走

ただ、君がいないのです

これが君の命の重み

本音ポロリ

好きだな、って思うよ

それでも誰かがヒールを演じなきゃいけない

涙の色はレインボー

何よりも伝えたい事があるんだ

切ない痛みを葬送

role playingを強制

声を大にして泣きたい

欠けてゆく物は我が身体の如し

由比ヶ浜に沈められた希望

理想から外れた私

薄く開いた唇に噛み付く

足元から掬われる救われる

なだめる様に抱き締めた

世界の端っこで愛を囁く

心の中で心中

真直ぐな瞳に焔が灯る

ポーカーフェイスに口付け

この体温が予感させた

人間的で純粋な欲求に忠実

赤に惹かれる俺達

繋がり、結ばれながら

僅か、遥か、セピアの面影

君の為の嘘、本当に？

まだ、歯を食い縛る

例えばここに道が見えるなら

綻ぶ口元にチャック

神を見た日

飲み込んだ星空

あいしてほしいと哭く声が聞こえた

トキメキじゃなくて焦燥

裏切れない人がいるんでね

メルヘンチック注意報

君の顔がぼやけるくらい

インマイワールドな君の頬にＣｈｕ！

傷付いた旅人の居場所

有無を言わさず口付け

耳から脊髄を伝う劣情

コントローラは俺の手の内

安物のスプリングが軋んだ

溢れたのは想いと愛されたしるし

欲しい欲しいとねだる口

お前を貫く凶器はお前の為だけにある

私の中で躍る君

弾ける前に聞こえた、君の、優しい、

真夜中０時、止まらないのは俺かお前か

彼女は彼を狙ってる！

いくつになってもこっそり溜息

随分と物欲しそうな顔をしていますね

何度読み返しても同じ文章だって分かっているけど

リボンをほどく日

涙もろい兎さん

分からない判らない解らない

予防線に絡まる

自然発火少年

無意識って怖いわ

君の涙が伝って大海が出来た

いいか？一度しか言わないからな！

何でもない日々がどうしようもなくいとおしいものだったと気付くのにあとどれくらいの時間が必要だろう

存在証明のキスマーク

伝えたい気持ちが口の中で溶けてしまった

沈黙する鼓動

思い出じゃなくて現在をください

あの時にこうしていられたら

頭ん中がtravel to heaven

失う事を恐れるくせに群れずにはいられない生き物