イヴのキセキ

□第三章
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「ごめん!次元、五エ門!」

「何なのだいきなり。」

「聞いてりゃわかんだろ。」

「実は・・・。
















お宝入手、失敗した。」















瞬間、五エ門はルパンを殴った。















「どういうことだルパン。」

次元は煙草に火をつけながら問う。内容はわかっていたが、三年前通りに会話する。

ルパンは殴られてたんこぶの出来た頭を擦りながら、ついさっきの出来事を語りだした。

























「囮作戦は成功か。」

ルパンは真っ直ぐの通路を歩きながら呟いた。恐らく、たくさん居ただろう警備員。しかし今はところどころで立っているだけだった。

ルパンはそれにニヤリと笑う。

「思ってたよりらくしょーだな。」

ぬふふふと小さく笑い、ルパンは目の前の大きなトビラを開けた。

ギィィィィ・・・

思っていたより大きな音をたてたトビラに、ルパンは多少びくつく。だが、直ぐに気を取り直すと、目の前にあるお宝を見て、口角を吊り上げた。

「よーやくお目にかかれた。ピーターパンのお宝ちゃん。」

ルパンの前方には、大きなガラスの容器にいれられた小さな小瓶があった。






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