悲劇のヒロインはもう止める

□プロローグ
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広めの体育館


ボールのドリブル音


選手達への熱い応援



 



そう、今日は全中バスケットボール大会





   

ガンッ!!


ピィィィイイ!!

「試合終了!!

119対66で、帝光中学の勝ち!」

「「ありがとうございました!」」



「帝光男子バスケットボール部、全中二連覇!!」










  キセキの世代



キャプテンである

”赤司 征十朗”を筆頭に




エース

”青峰 大輝”


センター

”紫原 敦”



スコアラー

”緑間 真太郎”



オールラウンダー

”黄瀬 涼太”



そして、


幻の六人目(シックスマン)


”黒子 テツヤ”




彼ら六人は、10年に1人の逸材



そんな彼等が今年、全中二連覇を飾った。









帰り道




「二連覇かぁ…」
「決勝の相手も今までとあんまり大差なかったっスね〜」
「そういえば、明日は女子の全中決勝ですよね」
「あぁ?興味ねぇよ

女子とか鈍いし…」

「あ!じゃあ、俺明日知り合い見に行って良いっスか!?」

「知り合い?」 

「実は近所の子なんスけど、結構バスケ上手いんスよ!!」


どこか嬉しそうにその子の事を話す黄瀬


「意外だな




















黄瀬にちゃんとした女子の友達が居るなんて

どーゆう意味っスか赤司っちぃぃいい!!(泣)

「お前の女子の知り合いと言えば追っ掛けばかりだからなのだよ

黄瀬にバスケで女子の友達とは…








物好きも居たものだな。」

「俺にも普通に遊んでる女子くらいいるっスよ〜」

「オイ黄瀬



女子、どんくらい強ぇんだ?」

「ん〜…分かんないっス

でも、なんか別名みたいなの付いてた気がするんスけど…」


何だっけ、と悩む黄瀬はア!と思いついたように

「今から練習見に行かないっスか!?」



「「は?」」



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