腐女子高生・Middle&Seasonモノ置き場3
□腐女子高生の花嫁騒動?(康人の場合)
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「あ、あの、別に……怪しい意味じゃなくて……
その……斎の瞳にステンドグラスが映り込んでて……なんか、綺麗で……えっと……」
しどろもどろな康人に、斎は思わず笑った
なんだ、そんな事か……ちょっとドキッとしたよ、弟君が真剣だから、何事かと思っちゃたわ
「腐々々♪
弟君のそういうトコ、ピュアだよね♪嫌いじゃないわよ♪」
くすくすと笑う斎に、康人もほっとした
「おー、コレ、ベストショットじゃね?」
健人が、被服部の少女の携帯を見て称賛していた
「っでしょー?
この位置だと、チューシーン激写だよ♪
不知火ちゃんファンに高く売れる♪」
その声が聞こえた瞬間、斎と康人はマッハの速度で振り返る
「ちょ、今、もしかして……」
「ほら、美しい絵が撮れたよ♪
被写体に感謝だねぇ♪」
被服部の少女が保存した写メを見せる
それはまさに、ステンドグラスの下で、斎と康人がキスしてるように見える位置で取られた写真だ
「いやーっ!!そんなのが出回ったら、弟君のファンに刺される!!
消して、消しなさいっ!!ね、弟君!?」
斎は、机を飛び越えて詰め寄りながら、康人に同意を求める
「え?いや、オレは……別に……」
っていうか、写メ送ってほしいな……
なんて、斎に聞こえるようには言えないけれど……
「ふっ、もう遅ーい♪」
被服部の少女が言うと、健人の携帯が受信を知らせた
「おっ♪ナイスタイミング♪」
健人は、ニヤニヤしながら、添付ファイルを確認した
立て続けに、完治、誉、渚、チーにナカムー、鈴花の携帯も着信を知らせた
「いやあぁーっ!!
消して、削除して、抹消してぇーっ!!」
斎はたまらず、絶叫した
わんわんと、教会に響く大音量
しかし、この日の夜には、康人の携帯に今の画像が保護をかけて保存されたのは、斎の知らない話し……
→あとがきという名の言い訳
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