腐女子高生・Middle&Seasonもの置き場

□腐女子高生のハロウィン@
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「今こそ!!腐女子の本領を発揮する時よ!!」

ズビシ!!

明後日の方向を指差して、バックにカボチャを背負う斎


「コスプレ魂に火が点いたみたいね」

放課後の教室で、紙パックのミルクティーを飲みながら、チーが斎を見上げた


「腐々々々々々々々……
ヤルわよ!!
ヤルからには、こだわるわよ!!」


既に、指がワキワキと動いている斎
目が怖い


「女の子ってイイわ!!
可愛いカッコのさせがいがあって!!
さぁ!!みんな!!これに着替えんのよ!!」


斎はどこから持ってきたのか、でかいトランクケースを取り出した





出来上がった四人のコスプレ

鈴花―姫
ナカムー―黒猫
チー―魔女
斎―黒い執事(?)


しかし、斎は自分には不満があるようで

「くっ……あたしは黒い執事にはなれない!!
髪の毛まとめるだけじゃ、悪魔で執事なあの人にはなれないっ!!」

がっくりと膝をつく

「こうなったら、仮面よ!!
オペラ座の怪人ならまだ、あたしでも!!」

「サダコにすれば?」

ナカムーの一声に、斎は勢い良く復活した

「ダメよ!!この時期に白いワンピなんて!!寒すぎる!!
まだ、普通にメイドしてた方が……ん?メイド……冥土……冥土ね……」

なにやら、考えている斎

「……アレならイケるかしら……」
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