腐女子高生・Middle&Seasonもの置き場

□腐女子高生のハロウィンB
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「結局、手芸部と調理製菓部と園芸部のコラボにしたのね?
なんか、話だけ聞いてたら、演劇部の衣装係が絡むとかなんとかって……」

「その辺りは被服部が一手に引き受けたって言ってたよ」

何故か、誰よりもスマートに鈴花をエスコートする斎
王子様よりも、海賊よりも、ましてや吸血鬼よりも……誰よりヤリ手なのは何故だろう


腐女子たる斎は、某イベント会場等で、いろんな衣装を着ている上に、そんな場所では助け合い精神を遺憾無く発揮している為、場数が違う


「さ、ドレスのワイヤーが邪魔かもだけど、座ってな?」


誰よりも、鈴花のドレスの構造が分かっているから言える
慣れないと、ワイヤーが邪魔だと!!

「でも、裾、汚れない?」

「あ、いいのいいの、うちで洗うし、ダメならクリーニング出すよ
大体、そんなん気にしてたらキリ無いって」

からからと笑い飛ばして、斎はお茶を入れているチーを手伝いに行った

園芸部のガーデンに出現するハロウィン喫茶は、各部の成果が発揮されていた

「ねぇ、もしかして、女の子の衣装って、雲雀さんが用意したの?」

渚の何気ない一言に、鈴花は頷く

「うん、おっきなトランク出してきたから……
多分、今までに着た事があるか、これから着るかだと思うよ?」

「い、衣装持ちっていうより、ここまできたら、すごいね」

完治はもう二の句がでない
鈴花のドレスを持って来ただけでも驚きだが、ナカムーとチーもかなり細部にこだわっている衣装だ
それを持ってきて、あまつさえ着せてるなんて……
どんどん斎は計り知れない人間になっていく
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