腐女子高生・Middle&Seasonもの置き場
□腐女子高生のハロウィン(欄外)
1ページ/4ページ
時間は数十分前に遡る
場所は体育館裏
吸血鬼誉に顎を掴まれた、コウモリ斎
「ちょっと、ある意味胸キュンな場面だけど、お仕置きって時点で情緒もクソも無いじゃないの!!
はっ!!まさか、あたしの顎を外す気?!」
「そんな面倒な事するかよ」
めんどくさい、と吐き捨てる誉
斎の背中を近くの木に押し付ける
それでも、ふてぶてしいまでの笑みを浮かべる斎
「これ以上近づかれたら、蹴り入れたくなってくんだけど?」
「やれば?」
ニヤリ、と笑い、斎のリボンを解く
ヒクリ
流石に、斎の顔が引き攣った
「なぁんのつもりかなぁ、誉ちゃん
セクハラならそれなりに対処するわよ」
「安心しろよ
俺よりお前の方がセクハラだ」
「安心する訳無いでしょ!!」
多少、身の危険を感じる
誉ちゃんのくせにっ!!
斎は髑髏ポシェットの中にある、小型のホッチキスを掴む
誉の手がばさばさになっている斎の髪を、背中に流した
丁度、首筋が曝されるように……
「ふーん、綺麗な項だな」
「あんたが言うと嫌味よ、誉ちゃん」
カチ……
誉の手にホッチキスを当てる