腐女子高生・Middle&Seasonもの置き場

□腐女子高生のハロウィン(欄外)
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時間は数十分前に遡る

場所は体育館裏

吸血鬼誉に顎を掴まれた、コウモリ斎

「ちょっと、ある意味胸キュンな場面だけど、お仕置きって時点で情緒もクソも無いじゃないの!!
はっ!!まさか、あたしの顎を外す気?!」

「そんな面倒な事するかよ」

めんどくさい、と吐き捨てる誉

斎の背中を近くの木に押し付ける

それでも、ふてぶてしいまでの笑みを浮かべる斎

「これ以上近づかれたら、蹴り入れたくなってくんだけど?」

「やれば?」

ニヤリ、と笑い、斎のリボンを解く


ヒクリ


流石に、斎の顔が引き攣った

「なぁんのつもりかなぁ、誉ちゃん
セクハラならそれなりに対処するわよ」

「安心しろよ
俺よりお前の方がセクハラだ」

「安心する訳無いでしょ!!」

多少、身の危険を感じる


誉ちゃんのくせにっ!!


斎は髑髏ポシェットの中にある、小型のホッチキスを掴む

誉の手がばさばさになっている斎の髪を、背中に流した

丁度、首筋が曝されるように……


「ふーん、綺麗な項だな」


「あんたが言うと嫌味よ、誉ちゃん」


カチ……


誉の手にホッチキスを当てる
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