family

□酷くなる悲劇
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朝のうちは何もされずにすんだ。


私は安心して授業を受けた。


午前中で今日は授業が終わり。


私は帰る支度をしていた。


涼「あいりー帰ろ。」


裕「大貴にい達は玄関で待ってるってさ。」


侑「今日早くて良かった〜。」


3人が私の机の回りに集まってきた。


ほら…やっぱり痛くなる女子の視線。


あ、あずさとはるかが女子数人に何か話してる。


何されるのかな、私。


女子が3人、こっちに来た。


女「あいりさん、ちょっと…。」


その中の1人が話しかけてきた。


涼介達がいるから顔を赤くして。


でも、怖さはのかないんだね。


『あ…うん…。3人共、先に帰ってて?大貴にい達にも先に帰っててって言っといてくれないかな?』


涼「大丈夫か?待っとくぞ?」


『ううん、大丈夫だよ。』


侑「…ん、わかった!」


裕「早めに帰ってきてね!」


3人は走って教室を出ていった。


すると、急に悪くなる女子の口調。


女「お前まだ涼介様達に関わってたんだねー。」


女「ねえねえ、ちょっとさ、トイレ一緒に来てよ。」


女「私達だけじゃ寂しくてさー。」


私は無理矢理トイレに連れてこられた。


奥に突き飛ばされ、壁で後頭部と背中をおもいっきり打った。


『…った…!』


ふと女子の方を見ると、女子達はクスクスと笑っていた。


女「無様だなww」


男勝りな口調。


どんだけ涼介達の前で猫被っていても本来の自分が消えるわけじゃない。


そんなことは無駄なことなのに。


そう思うとなぜか笑えてきて、私はつい、少し笑ってしまった。


女「なに笑ってんだよ!」


女子の1人にお腹を蹴られ、危うく嘔吐するところだった。


次にはもう1人に殴られた。


前髪を掴まれて頬をおもいっきり。


前髪を掴んだまま振り回された。


なんで私はこんなにも暴行を受けてるのかわからない。


きっと、私が悪いんだろうな。


だからこんなにも殴られ、蹴られるんだ。


でも私は何をしたっけ。


悪いことすら覚えてないや。


私はホントに悪いことしたかな。


もう何が悪くて何が良いのかわからない。


この人達の 良い は何なのだろう。


何が悪いのかな。


わからないほど私はおかしいのか。


目の前が揺れている。
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