family
□負けない
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次の日…私はまた早く起きた。
でも、新聞を取りに行くのが嫌だった。
私は皆が起きるまでベッドの中で抱き枕を抱えてくるまっていた。
皆が起きて、リビングに行く。
いつもならここでスムーズに椅子に座るけど、今日はそうはいかなかった。
リビングに入ったところで皆に囲まれた。
『な…なに…?』
宏「おはよあいり!今からご飯だよ!」
『う、うん…わかってるよ?』
大「まだ着替えてないのかっ?じゃあリビングで着替えようか!」
『え!?嫌だよっ!』
年頃の娘がこんな皆がいるところで着替えるわけがないじゃない←
侑「な、なんでっ!」
なんでって言われても!
『恥ずかしいからだよっ!』
それしかないよ!
もう1つあるけど言えないや。
涼「今からご飯だから袖捲らないと!」
『捲らなくても食べられるよ?』
裕「で、でも邪魔でしょ?だからさっ、捲ろうよ!」
『邪魔じゃないから大丈夫だよっ?』
てゆーか皆、今日おかしいんだけど…。
『皆…今日おかしくない?いつもより変だよ?』
慧「そっ、そう?あいりの勘違いじゃない!?」
なんでこんなに驚いてるんだろ?
私なんかおかしいこと聞いたっけ?
『変だと思うんだけどなあ…?』
まあ…勘違い、かな?
私よく勘違いするし。
気にすることもないか。
龍「それよりさ!ご飯!ご飯食べよ!ほら、あいりも早く腕捲りして!」
『あ…しなくても大丈夫だから…さ。ね、皆、ご飯食べよ?』
光「あ…うん。」
雄「…食べよっか。」
やっぱり何かおかしい・・・。
そう思うのは私だけ?
画面前の皆さんも思いますよね?
でも触れたら何か嫌な予感がするからあえて触れない。
私達は椅子に座り、ご飯を食べ始めた。
だけどなぜか視線が痛すぎる。
気づけば皆から視線を送られていた。
『どうしたの…?』
龍「…あ、いや、なんでも…。」
皆に目を反らされ、不思議に思いながらもまた下向き加減になった。
するとまた視線が痛くなった。
顔をあげると、皆に顔を反らされた。
ホントになんだろ?