family

□そんな…
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ホテルを出て街を歩く。


まだ朝方だから人が少ない。


私はそんな光景に少し目を輝かせていた。


ふと、宏太にいの携帯が鳴った。


私達は別に気にもせず、普通に話していた。


宏「…はい、そうですね…はい。」


どうやら仕事関係の電話みたい。


宏「え!?」


とたんに、宏太にいが大きな声を上げた。


私達は方を跳ね上がらせて宏太にいを見た。


宏太にいは静かに携帯を閉じ、ゆっくりと私達を見てきた。


『宏太にい?どうかしたの?』


宏「いや…あの…なんとも言いにくいんですがね…はい、あの…」


光「仕事の都合で帰らなきゃならないとか言うなよっ☆」


光にいがそう言うと、宏太にいは図星なのかそんな顔をした。


慧「…マジ…?」


宏「…マジ。」


龍「え、今から?」


宏「今から…ですね、はい。」


『そんな…』


せっかく満喫してたのにー!


社長さぁん!←


『ま、まぁ…これも…』


大「修行やしな!」←


はい、芸人様のネタをパクリますた☆←


そんなこんなで私達は空港に行き、日本行きの便に乗って日本に帰った←早いよ



















日本に帰った私達は家に帰り、私は部屋に戻った。


宏太にいだけは会社に行ったけどね。


私はとりあえずベッドにダイブ


したところで何か心臓が潰されるような衝撃がした。


『ぅあ…っ…はぁ…はぁ…っ!』


息苦しくてすごく痛い。


不幸なのか部屋に慧にいはいなかった。


私はただひたすら苦しみ続けた。















少しして治まった私はベッドに座った。


『なんなんだろう…。』


イタリアでいたときのあの目の前が暗くなるのも…。


私…病気とかじゃないよね?


あるはずないよね。


こんなのちょっとしたら治ったし。


皆に言うほどのことでもないか。


『自分で心配するなんて…私って馬鹿?』


とか言いながらちょっと笑ってた。


まだ私は本当の体を知らなかっただけだったのにー…。
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