family
□そんな…
1ページ/2ページ
ホテルを出て街を歩く。
まだ朝方だから人が少ない。
私はそんな光景に少し目を輝かせていた。
ふと、宏太にいの携帯が鳴った。
私達は別に気にもせず、普通に話していた。
宏「…はい、そうですね…はい。」
どうやら仕事関係の電話みたい。
宏「え!?」
とたんに、宏太にいが大きな声を上げた。
私達は方を跳ね上がらせて宏太にいを見た。
宏太にいは静かに携帯を閉じ、ゆっくりと私達を見てきた。
『宏太にい?どうかしたの?』
宏「いや…あの…なんとも言いにくいんですがね…はい、あの…」
光「仕事の都合で帰らなきゃならないとか言うなよっ☆」
光にいがそう言うと、宏太にいは図星なのかそんな顔をした。
慧「…マジ…?」
宏「…マジ。」
龍「え、今から?」
宏「今から…ですね、はい。」
『そんな…』
せっかく満喫してたのにー!
社長さぁん!←
『ま、まぁ…これも…』
大「修行やしな!」←
はい、芸人様のネタをパクリますた☆←
そんなこんなで私達は空港に行き、日本行きの便に乗って日本に帰った←早いよ
日本に帰った私達は家に帰り、私は部屋に戻った。
宏太にいだけは会社に行ったけどね。
私はとりあえずベッドにダイブ
したところで何か心臓が潰されるような衝撃がした。
『ぅあ…っ…はぁ…はぁ…っ!』
息苦しくてすごく痛い。
不幸なのか部屋に慧にいはいなかった。
私はただひたすら苦しみ続けた。
少しして治まった私はベッドに座った。
『なんなんだろう…。』
イタリアでいたときのあの目の前が暗くなるのも…。
私…病気とかじゃないよね?
あるはずないよね。
こんなのちょっとしたら治ったし。
皆に言うほどのことでもないか。
『自分で心配するなんて…私って馬鹿?』
とか言いながらちょっと笑ってた。
まだ私は本当の体を知らなかっただけだったのにー…。