family

□酷くなる悲劇
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激しく揺れては殴られる。


また壁に向かって突き飛ばされた。


でもそのおかげで少し助かったかも。


あのまま暴行受けてたらきっと、少し気を失ってたと思う。


この人達はすごく力が強かったから。


私の髪の毛が床にちらほらと落ちている。


どんだけ抜けたんだか。


『なんで…こんなことするの…?私は何も悪くないのに…!』


弱々しく問いかけた。


女「あんたが皆様に近づくからだろ。あずさが手紙で言ったはずだけど?近づくなって。」


女「なのに近づきやがって。皆様がお前のものだけだと思うなよ!」


女「皆様は皆のもの!あんただけいっつも皆様と話して…いい加減ウザイんだよ!!」

私は、言葉の中に出てきたある文字で腹が立った。


その怒りが押さえきれず、私は立ち上がり、叫んだ。


『皆は…皆はものなんかじゃない!さっきから聞いてればもの、ものって…皆はあなたたちの道具でもなんでもない!今すぐ謝って!皆のことをものって言ったことを謝ってよ!』


だってそうでしょ?


皆は女子達の道具になった覚えはない。


そんな人を見下したような言い方はおかしいもの。


女子達は私が叫んだからなのか目を見開いて驚いた。


でもそれも一瞬のこと。


またいつもの目に戻った。


女「いきなり叫び出すから何かと思ったら…そんなこと?」


女「皆様は道具。いつでもかっこよさを振り撒く道具。残念、他の女子も道具としか思ってないよ(笑)ねえ?」


女「そう。そんなただの道具なのに他の女子にもかっこよさ振り撒いてさ。でもかっこいいから許されるんだけど(笑)」


「「「あっはは!ww」」」


この人達はそれでも皆が好きって言えるの…!?


ただの道具としか思ってないなんて…!


『ふざけてる…。』


女「はあ?何て?」


『ふざけてる!それでも皆が好きなの!?おかしい!ただの道具としか見てないなんて、好きと言えない!馬鹿げてる!あなた達はどこまで最低なの!』


この一言で女子達が怒ったのが分かった。


目がかわり、また言ってきた。


女「あんたってホントどこまでもウザイんだよ!」


女「そのウザさ、私が消してあげるよ!」


そう言ってホースで水をかけてきた。


おかげで全身ずぶ濡れ。


女「それでウザさも消えたでしょ!」


そう言って女子達は出ていった。
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