贈呈置場

□4月の馬鹿たちへ(笑)
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慎太×小娘(ハル)
 
 
 
 
********************
 
 
 
「慎ちゃーん」

「ん?どうしたッスか、ハルちゃん」

「…あのね?私、実は…」

「ん?」

「大久保さんの方が好きなの…」

「なっ…?!」

「……………」

「ほ…本気ッスか?」

「……………」

「ハルちゃん???」





「うっそだよーっ!」

「…………は?」

「私のいた時代は4月1日は、嘘を付いていい日でね?」

「……………」

「だから慎ちゃんに……って…慎ちゃん?」

「……………」

「ごめんなさい…怒った?」

「………………ハル」

「えっ……」

「言って良い事と悪い事があるんスよ?」

「だ…だからごめんなさいって……」

「今のは…俺にとって、謝って許せる嘘じゃないって…解らない?」

「っ!」

「だから………」

「へ……?」

「お仕置き…ッスよ…?」

「え?あ?ちょ…落ち着いて?」

「俺は至極冷静ッスから…」

「え…笑顔が怖い……だ…誰か助けてぇぇぇ――――――!!」

「はいはい…取り敢えず俺の部屋で…………ね?」





(全くハルさんは…)

(あん娘にベタ惚れの慎太には、言ったらいかん嘘だったのぉ…)

(あの馬鹿………)




(終わり)
 
 
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