贈呈置場
□幕恋スイッチ
2ページ/7ページ
【中岡慎太郎の場合】
お父さんスイッチ♪
お爺ちゃんも可♪
慎ちゃんも可♪
慎ちゃんスイッチ“さ”
「さぁて…中岡の背は、いつ伸びるんかのぉ…」
(………り…龍馬さん?)
慎ちゃんスイッチ“し”
「慎太!小魚食え!小魚を食わんから背が伸びんのだ!」
(い…以蔵くん……)
慎ちゃんスイッチ“す”
「既に中岡は手遅れだろう?」
(武市さん…それは酷いッス…)
慎ちゃんスイッチ“せ”
「背が低くてもいいんだよなぁ〜、しーんちゃん♪」
(何故ここに高杉さんが?)
慎ちゃんスイッチ“そ”
「そうだね、晋作」
(桂さんまで………?)
「みんな―――――ヒドいっスよぉぉぉぉ―――!」
泣きながら走り去る慎太郎。
「あっ…慎ちゃん?」
「ほっとけ、冬香」
「でも…」
「大丈夫じゃ、じき帰ってくるき」
「そうだ冬香!早く俺の所に嫁に来い!」
「行きません!」
「行かせない!」
「うぉっ…武市に冬香…仲良く被るな!!」
「……仕方ないね…私が中岡くんを慰めて来るよ」
すっかり慎太郎を忘れる皆を尻目に、桂は慎太郎を追いかけるのでした♪
(了)