贈呈置場

□幕恋スイッチ
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【中岡慎太郎の場合】


お父さんスイッチ♪
お爺ちゃんも可♪
慎ちゃんも可♪



慎ちゃんスイッチ“さ”

「さぁて…中岡の背は、いつ伸びるんかのぉ…」

(………り…龍馬さん?)


慎ちゃんスイッチ“し”

「慎太!小魚食え!小魚を食わんから背が伸びんのだ!」

(い…以蔵くん……)


慎ちゃんスイッチ“す”

「既に中岡は手遅れだろう?」

(武市さん…それは酷いッス…)


慎ちゃんスイッチ“せ”

「背が低くてもいいんだよなぁ〜、しーんちゃん♪」

(何故ここに高杉さんが?)


慎ちゃんスイッチ“そ”

「そうだね、晋作」

(桂さんまで………?)



「みんな―――――ヒドいっスよぉぉぉぉ―――!」

泣きながら走り去る慎太郎。


「あっ…慎ちゃん?」

「ほっとけ、冬香」

「でも…」

「大丈夫じゃ、じき帰ってくるき」

「そうだ冬香!早く俺の所に嫁に来い!」

「行きません!」
「行かせない!」

「うぉっ…武市に冬香…仲良く被るな!!」

「……仕方ないね…私が中岡くんを慰めて来るよ」


すっかり慎太郎を忘れる皆を尻目に、桂は慎太郎を追いかけるのでした♪



(了)
 
 
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