贈呈置場

□幕恋スイッチ
3ページ/7ページ


【武市半平太の場合】


お父さんスイッチ♪
お爺ちゃんも可♪
武市さんも可♪



武市スイッチ“は”

「博識で…」

(以蔵?ワシの出番じゃが…)


武市さんスイッチ“ひ”

「一目見ると魅了されるお姿で」

(い…以蔵くん…俺の番ッス…)


武市スイッチ“ふ”

「2人といない逸材」

(おーかーだぁー…)


武市くんスイッチ“へ”

「隔てなく人と接する素晴らしい方!」

(君は…本当に武市くんを慕っているのだね…)


武市くんスイッチ“ほ”

「本当に…素晴らしい先生だぁぁぁ―!!」

「い…以蔵!いい加減にしなさい!!」

「何故ですか、先生?俺は…先生がいたからこそ……ううう…」

「えっ以蔵?どうしたの?」

「しっかりするッス…以蔵くん?!」

「俺は…武市先生がおったき、今の自分があるんじゃあ!」

「こ…これは?」

「以蔵くん、酔ってるッス…何で…」

「ふーん……以蔵くん、酔うと土佐訛りが出るって本当だったんだ♪」

「彩音さん?」

「酒?いつ以蔵に?」

「さっき出したシフォンケーキにね、以蔵くんの分だけ薩摩焼酎を…」

「?あれはかなりキツいやつだぞ、彩音!」

「無口な以蔵くんもいいけど、饒舌な以蔵くんが見たかったんだもん♪」

ニッコリ笑う、薩摩の鬼姫。
後ろでは、武市を褒め称える赤毛の男。

ある意味…地獄絵図と化した、寺田屋なのでした♪



(了)
 
 
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ