生物災害

□嘘だろ…?
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ハンクSide

「おい、聞いたか?」
「ああ、新入りが入るんだろ?」

朝っぱらから入隊してくる新入りの噂をしている。俺からにしたら興味がない。

「どう思いますか?ハンクさん。」
ハ「………何をだ?」

興味がないのに聞いてくる。それに苛立ち、部下を睨み付ける。

「だ、だから新入りの事ですよ(苦笑」
ハ「興味がない。
使えればそれでいい。」

そう、俺にとって興味があるのは任務に使えるかどうかだ。使えなかったら、即捨てる。

ニ「連れてきたぞ。」

ニコライが新入りを連れて来た。ニコライの後ろから新入りは入ってきた。皆の視線が集まる。

カ「初めまして。
今日からアルファチームに所属する事になったカムイ・アレンです。よろしくお願いします。」

緊張しているのか短い自己紹介だった。
一番印象に残ったのは銀髪と緋の瞳。身長は小柄で、顔もとても整っており、まるで女のようだった。

ニ「しばらくしたらお前の部屋を教える。それまで隊員達と話をしたらいい(微笑」
カ「はい(微笑」

ニコライはカムイを残し、報告しに向かった。
カムイは部下達に囲まれ、色々な話をしていた。俺はそういう風な事は好きじゃない。一人でタバコを吸っていると、不意にカムイと目が合い、カムイが微笑んだ。

ドクン……

ハ「!///」

カムイから急いで視線を反らした。だが、胸の鼓動が早くなる一方。

ハ(おい……落ち着け俺…。相手は男だぞ………///)

全く………俺とした事が………死神と言われた俺が………新入りに一目惚れだとは………

タバコを吸うにも吸われず、そのまま任務に行くことになった。
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