生物災害
□ウザイ
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カムイとハンクは待機室で時間を潰していた。ハンクはタバコを吸い、カムイはコーヒーを飲む。
「カムイ、客だぜ。」
カ「私に?」
?「ヤッホー!カムイ!!(微笑」
カ「げっ……(汗)」
同僚の後ろから青年が現れた。彼をみたカムイは顔をしかめる。
カ「何で………。」
ハ「?」
カ「何で…あなたがいるのよ。
カルロス。」
カル「そんな嫌そうな顔すんなよ。体を見せ合った仲じゃねぇか(笑)」
それを聞いたハンクはタバコをポトリと落とす。
カ「それは小さい頃の話でしょ。変な言い方しないで(怒)」
カル「そうカッカッすんなって(笑)
俺は可愛い妹の事が心配なんだよ。」
ハ「妹………?(汗)」
カ「義理のね。
私は元々孤児院にいた。そこでカルロスの家族に引き取られ、オリヴェイラ家の一員になった。簡単に言えば養子だよ。」
カル「いやー、妹がお世話になってますー(笑)」
カルロスはカムイの頭を乱暴に撫で、ハンク達に挨拶をする。
カ「妹って言っても同じ年じゃん。」
カル「俺の方が誕生日が早いし(笑)」
カ「子供じゃないんだから(汗)
で?何しに来たの?」
カル「お前にお土産を持って来たんだ(微笑」
カ「お土産?旅行でも行ったの?」
カル「ああ、日本にな(微笑
お前にぴったりな奴を見つけたんだぜ(笑)」
カ「へー。」
カルロスはカムイにお土産袋を渡し、彼女は袋を開ける。
カ「……………。」
ハ「……………(・_・;」
中から出てきたのは
カル「な?お前にぴったりだろ?
これはな秋葉原という所で売ってあった」
カ「知ってる。メイド服でしょ。」
カル「そう!可愛」
カ「却下。」
カル「ええー!?Σ( ̄□ ̄;)」
カムイはお土産をカルロスに返す。
カル「なん」
カ「誰が着るかそんなもん(怒)
変態にも程々にしてくれる?(怒)」
カル「着てくれよー(;´д`)」
カ「殺されたいの?(怒)
行こ。ハンク。」
カムイはハンクを連れて出ようとしたその時、カルロスがカムイの右肩を掴む。
カル「ちょっと待てよ!それが兄貴に対する態度」
グルン!
ドン!
カムイは見事な背負い投げでカルロスを投げる。
カ「一度も私に勝った事がない癖に何言ってるの?(怒)」
カル「イッテーー…(汗)」
カ「本当、体だけは丈夫なんだから(怒)」
カムイはカルロスをその場に残し、ハンクと共に待機室から出ていった。
ハ「いいのか?」
カ「何が?」
ハ「血が繋がっていなくても家族だろ?」
カ「兄としては家族だと思っているよ。でも変態を家族と思っていない(怒)
あーーー、ウザイ…(怒)」
カムイが苛立っていると、ハンクがカムイの腕を引っ張り、カムイは強制的にハンクの方へ向く。
すると、ハンクは強引にカムイの唇を奪う。
ハ「気が済んだか?」
カ「気が済んだかって言われても…………///」
カムイはハンクが怒っているのに気がついた。
カ「ハンク……?もしかして……妬いてる…?(汗)」
ハ「ああ。腹が立つ程にな(黒笑」
ハンクは普段見せない冷たい笑みを浮かべる。それを見たカムイは一気に血の気が冷めていくのが分かった。
ハ「だから今夜は俺の嫉妬がおさまるまで相手してもらうぞ(黒笑」
耳元でいつもより低い声で呟いたハンクの声はカムイの体を凍らせた。
〜FIN〜