妖狐×僕SS
□Trick or Treat
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「蜻さま、トリックオアトリート。お菓子、くれなきゃ、いたずらするぞ?」
「だが断る!この私からお菓子をもらおうなど不可能だ!!」
とか言いながらちゃっかり用意してる蜻蛉。
カルタにはやさしいんだよね。
「あ〜〜ん///カルタちゃん!お姉さんもお菓子あげる〜♪」
野ばらちゃんはいつもどおりだ。
ちよたんも御狐神とじゃれて遊んでる。
「みやたん?お菓子いらないの☆?」
『くれるの?』
「もちろ〜ん☆みんなの残夏お兄さんはちゃーんと用意してるよ〜♪」
『…ふーん。みんなに用意してるんだ』
あぁ。
可愛くない態度とっちゃった。
絶対今むすっとしたの顔にでたよね;
でもでも!
なんかやだー!
「あれ〜?みやたんヤキモチ〜?♪」
『べ、別に!///』
「(ふふ、可愛いんだから♪)みやたん露出しすぎー」
『え!そうかな?;』
「お仕置きね♪」
『えーーーー!!なんでーー!!!』
なんでお仕置き!?
そんなに露出してないよね?
え;?え;?
なんてあせってるうちにひょいっと抱えあげられる。
『ちょ、ちょっと!; おろして!!まだハロウィーン終わってないー!』
「蜻たんみたいなマントまでつけておそろいにしたのー?僕だってたまには本気で怒ることもあるんだよ?☆」
って三日月笑顔張り付けて・・・
余計恐い…
『おそろいじゃないしちよちゃんだってマントしてたもーん!』
「それはそれ。これはこれ☆みやたんはだ〜め〜☆」
意味わかんない!!
あ、もしかして・・・
『残夏ヤキモチ?』
「んー?///」
顔ほんのり赤いよ?
『ははっ。一緒だね』
なんて微笑めば
いつもの三日月笑顔じゃない本当の笑顔をくれるの。
大好き。
お菓子はいらないから、その笑顔私だけにずっとみせててね?