●短編小説 vol.2●
□曇のち雨のち……
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駅とは逆…
ということは…もっと自然が溢れる田舎道……
…こっちは…なにかあったかな…
…
少し小走りにあの人の姿を探していると…
ポツリ…ポツリと雨が降り出して…
菜緒『あっ…やっぱり…』
と店長に借りた傘を広げた…
…
そして傘を差しながら…
ふと、考える…
あの人…傘持ってるかな…
…
私は周りを見渡しながら…
また小走りであの人を探した…
…
緑はたくさんあるけど…
人の姿は全くと言っていい程ないこの道……
……
その時…
……!