●短編小説 vol.3●

□キミとの距離 2
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さくら『忠義くん?』

忠義『ん?』

さくら『えっと…これからどうする…?』

忠義『あぁ…そうやなぁ…』

さくら『忠義くん決めて…?』

忠義『んー…さくらちゃん疲れてへん?』

さくら『…えっと…』

忠義『今日は帰ろっか…送ってくわ!』

さくら『うん…』


……


………


さくらちゃんと忠義…

今日は3ヶ月記念日のデートだったらしいが………

…………



忠義『はあぁぁ〜〜ただいま』


菜々『あれ?早いじゃん!おかえりー』

母『おかえり!あっ!菜々!それもう焼けてる!はよひっくり返して!』

菜々『はいはい!任せて!

あれ…ん…?…これまだじゃない…?』

忠義『もうちゃうねん!貸してみ!』

菜々『やだーやれるから!忠義手出さないで!』

忠義『そんな時間かかってたらトロトロじゃなくなるって!!』

菜々『もぉーうるさいなぁー』

忠義『貸せって!菜々!』

菜々『やだ!』

忠義『へたくそ!』

菜々『刺すよ!!』

母『もぉーあんた達喧嘩するなら部屋行き!
せっかくのたこ焼きがまずくなるわ!』

忠義『喧嘩ちゃうやん!
菜々が頑固やから…』

菜々『忠義がうるさいんだよ!いちいち!小姑みたいに!』

忠義『誰が小姑や!』

菜々『あははっ
デートのあとなのになんかピリピリしてる〜
喧嘩でもしたのかな〜』


忠義『してへんわ!うるさい!
はよひっくり返せや!焦げるやろ!』

菜々『怖ぁぁ〜
そんなんじゃ振られるよ〜』



母『もぉ〜〜!!うるさい!!
部屋行きなさい!!!

焼けたら持ってったるから!!ほらっ!早く!!』


忠義『…俺ソースな…』

菜々『私ポン酢…』

忠義『邪道や!そんなんたこ焼きちゃうやろ?』

菜々『うるさい』

母『ほらっさっさと行く!!』
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