●短編小説 vol.1●

□幼馴染みの君
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私にはずっと好きな人がいます。

好きな人ってね…関ジャニ∞の大倉忠義。
知ってる?


いや、ファンとかじゃないよ?

本当に好きなんだ。ずーっと昔から…
忠義がテレビなんか出る前から…



忠義とはお隣さんだったから小さい頃からずっと一緒だった

だから出会いは…

覚えてないや。


忠義『菜緒〜。起きろや。』

菜緒『ん〜?なに〜』

忠義『もぉ起きてってー。はよモンハンやろーや』

菜緒『わ!忠義!』

忠義『なに寝ぼけてんねん』

菜緒『もぉ。勝手に入らないでよね。また窓から入った?』

忠義『だっておばちゃん達もう寝てるやろ?だから玄関じゃ起こしちゃう思ってー』

菜緒『何時??…ぅわ。もう二時じゃん。こんな夜中に窓から忍び込むなんて!変態!』

忠義『だってさっきジャニ勉の収録終わったんやもん。しゃあないやろ。変態とか言うな!はよやろ』

菜緒『はぁー。はいはい』


こうしてゲームの相手をするため私は起こされて朝まで徹夜でゲーム…




忠義は今東京に住んでて、週に一回はジャニ勉の収録で大阪に帰ってくる。

私はその週に一回をすごく楽しみにしてるんだけど、だいたい素っぴんにパジャマで爆睡してる夜中にやってくるもんだから、色気もクソもないのだ。


だから忠義もきっと私を女としてみたことは一度もないと思う。



…このままじゃだめだ。


そして次の週。


菜緒メール『次帰ってくる日教えて』

忠義『明日やで。夜狩りに行こな!頼むよ。』


明日…よし。明日は忠義をビックリさせよう。


私は次の日、きちんと化粧をして、一番お気に入りの服を来て忠義がいつも来る時間帯に外に出た。

そして歩いていると…


あっ忠義だ。

菜緒『忠義〜!』

忠義『…?菜緒?』

菜緒『お疲れ様。』

忠義『どっどうしたん?どっか行ってたん?』

明らかに驚いている忠義がおもしろかった。

菜緒『うん。ちょっと飲み会だったの。』

嘘ついちゃった

忠義『菜緒化粧してんの初めて見るわ。ビックリした。』


菜緒『そうだっけ?忠義東京行ってから夜中しか会わなかったもんね。いつも素っぴんにパジャマだったからか。』

忠義『おう。お前、なんかモデルみたいやん』

菜緒『はは。何言ってんの。』

よし。作戦成功かな?
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