●短編小説 vol.1●

□続々・イッツマイソウル
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……


朝目覚めると…

俺の横で可愛い顔して寝ている女の子が…


あっっそうや!!

あの飲み会の日から…

ずっと四六時中こいつのことばっか考えてしまう程、夢中になって…

やっと…昨日…

俺の物になったんやった〜!!


うわ〜!めっちゃ嬉しい!!

なに!?この気持ち!!

……


ずっと寝顔見てよ…

いつ起きるんやろ〜…

あぁ〜可愛いな〜幸せやな〜


……


ニヤニヤしながら見てると…


パチっと目が開いた菜緒…

ばっちり目が合う2人……


びっくりしている菜緒の顔を見ながら俺は満面の笑みで…


大倉『おはよう』


と囁く…


きっと恥ずかしそうに笑いながらWおはようWなんて言うんやろうなぁー


なんて期待してると…



菜緒『……はい…』


とだけ言ってクルっと背を向けた…


あれ!?…


思ってたんと違うー!!!


なんかムスっとしてるし!!


なんで?なんでなんー!?


大倉『なぁなぁ〜』

肩を揺すってみる…


菜緒『……なに…』


背を向けたまま答える…冷たい声…


大倉『おはようって言うてるやん〜』


菜緒『だから…はいって言ったでしょ?』


大倉『なんか…怒ってる?』


菜緒『……怒ってない……眠い……』


と力無く応えるとすぐにまた寝息を立てた…


あれ?

もしかして…低血圧??

……ってそんなんはどうでもええねん!


なんか…


なんか…


このスタンス…


全然変わってへんやーん!!!


…惚れた方が負けってやつやな…



まっええわ!


俺も寝よっ!


寝ている菜緒を起こさんようにそっとひっついて…


おやすみ〜
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