●短編小説 vol.1●

□続々々・イッツマイソウル
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大倉『なぁー信ちゃん!
今度レコメン出させてやー!』

村上『えぇでー!おいでおいで!』

大倉『はっはっは!ほんまにー?信ちゃんプロデューサーみたいやなぁー!』


次の収録までの時間…
楽屋にてそれぞれ過ごしている時……

プルルル…

プルルル……


俺の携帯が鳴り響いて…

その画面には…


大倉『うわぁ!菜緒やっ!』

俺の満面の笑みにメンバー達はいつも通り苦笑…

そんなこと気にもせず、慌てて画面をスライドさせる……


大倉『もしもし〜?どうしたん〜?』

ニヤニヤが止まらへん。


村上『なぁなぁ…
大倉ってあれ付き合ってるよな?』

安田『菜緒ちゃんやろ?
付き合ってるでー?なんで?』

村上『あれ…完全に片思い中に見えるんやけど…笑
我がの彼女からの電話であんな喜ぶ?普通…』


安田『はははっ
ほんまやなぁ〜。あのニヤけてんのほんま幸せそうやな。』


……


大倉『もしもしー?菜緒ー?』

菜緒『今日何時に終わる?』

大倉『えっとなぁー8時くらいには終わるんちゃうかなー!
なんでなんで?会える??』

菜緒『9時に私の会社の前ね。』


大倉『わかったぁー!
あっ!車の方がいい?』


菜緒『いや車だめ』


大倉『わかった!
じゃあまた後でなぁーははっ』


菜緒『はい』

プー…プー…



必ず『はい』って言った瞬間に躊躇なく切る潔い菜緒


『そっちから切ってよー』
『お前から切れよー』
『じゃあ一緒にねっ!せーの!』
……
『ちょっとぉぉーうふふっ』


なんて夢のまた夢。


まぁ〜そんな出会った頃と変わらないスタンスの菜緒に…

俺の方も変わらずにずっと夢中なんやけどな。
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