K-LAST Queen-
□#3 前略:拾われました。
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目覚めるとそこは知らない部屋だった。
何かよくあるシチュエーションだなーとか思ったのは置いといて。
ココどこ?
すると突然扉が開いた。
驚いた顔で扉の方を見ると草薙さんが立っていた。
出「おはようさん。て、もう昼やけどな。」
『ココは…?』
出「あー、俺の店の2階や。」
『…え、何で?』
出「大変やったんやでー、まだ話さなアカンことあったのに、青服見た瞬間走っていくから。」
『…………。』
出「急いで追いかけたら路地裏で倒れとるし…」
『…何となく把握した。で、話って一体?』
私は起き上がりながら尋ねた。
出「いや、君には悪いと思たんやけど、ちょっと調べさせてもろたわ。」
『…………。』
出「青服…セプター4に軟禁されとったらしいな。」
『……えぇ。』
出「まぁ、暗い話は置いといて、逃げて来たって事は行くあてないんやろ?」
『必然的にそうなるけど…』
出「そんなら、うちに居らへん?」
『…え?』
出「歓迎するで、色和ちゃん」
それが私の…霧島色和のクイーンとしての人生の始まり。
未来の赤のクラン、吠舞羅に拾われました。