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□寒い日の温もり
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今日は寒い

雨も酷い

夜には雪になるようだ





「真田さ〜ん」





週末は恋人が泊まりに来ている

普段はなかなか仕事で会えぬからやはり俺も自然と週末を心待ちにするようになっていた。先週は会えなかったので今日は特に一緒に過ごせるのが嬉しい





「なんだ?」

「お風呂準備出来ましたよ〜。寒いからゆっくりあったまって下さいね」

バスタオルを準備している姿に…

つい我を忘れた

「??真田さん??」

無意識に後ろから抱きしめていた

「…たるんどるな…」

俺はきょとんとしている恋人の頭を自分の方に向かせた

「どうしたんですか?…っ…ん…」

顎を持ち口づければかなり驚いたのか…

びくっと身体が揺れ、軽く俺の身体を押した

恥ずかしがっているのはわかるが…

その行動は余計に俺を高ぶらせた

逆らう気がなくなるまで何度も口づけ…大人しくなった彼女に告げた



「一緒に…入らんか?」

「え?」

「風呂だ…」

「えっと…」

嫌だと言うのは分かりきっている

俺は卑怯な手段を使った

「俺が…嫌いか?」

「ん………真田さんの意地悪………」

俺は笑うと彼女の額にまた口づけをおとした







寒い日は愛しい女と暖まるのが1番いい










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