駆ける赤と青
□あの日
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「しっかしこれがゲームの中たぁねぇ…」
夕日で赤く輝く草原や丘を眺めながら呟いていると
「よぉ!お前もモーションでてこずった奴か?」
「むぉ?」
ふと後ろから話されたので振り向くと
そこには趣味がわりぃバンダナと長身で赤い髪の男と黒髪のイケメン男がいた
「お前もって…まさかアンタも?」
俺が聞き返すと赤い髪の男は苦笑いしながらも頷き
「俺もだ、あの青イノシシに何度ぶっ飛ばされた事か…」
「おっ!あの青イノシシ強いよな!中ボスじゃね?」
「お前もか!俺もそう思ったぜ!」
赤い髪の男と意気投合しながら話していたら黒髪のイケメン男が苦笑いしながら
「あれ…他のゲームだとスライム相当だぞ?」
「「うそぉ!?」」
綺麗に初対面の人とハモった瞬間だった
それから俺達は自己紹介をして赤髪のバンダナ男はクラインで黒髪イケメン男はキリトというらしい
取り敢えず1日目でダチ2人できてハイテンションになった俺は
モーションの練習がてらフレイジー・ボア狩りをキリトとクラインでパーティーを組んでやっていた
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