Un sogno leggero

□ただ
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「あっ…あぁ…!」

燃えていく

私の足が少しずつ少しずつ、燃えて灰になってゆく

目の前には、燃えていく私をみて、悲しそうなイヴと、辛そうにしているギャリー

どうして?

一緒に出るって言ったよね?

嘘つき

ただ私は外に出たかっただけなのに

「…い…や…」

ただ友達が欲しかっただけなのに

「…いやぁ…」

カランとパレットナイフが落ちる

ああ、もとはといえば

貴方が悪い

例え、本物の少女のように描かれても

例え、ここが私の場所だったとしても

貴方の世界にかわりない

自由に描く貴方が

いとおしくて

憎かった

「いや…!!私…!!」

もう、炎は胸の部分まで飲み込んだ

怖い

消えなりたくないの

怖い恐いコワイ

死ぬってこんなにコワイの?

貴方も経験したの?

ねえ

なんで私は

造花(偽物)なの?

「っ…う…」

ただ

ただ

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」

私は本物の花がよかった

私は本物になりたかった

絵としての‘少女’じゃなくて

人間の‘少女’で居たかったの

ねえ

黄色い薔薇の花言葉

知ってる?

嫉妬や不貞何て言葉があるけれど

‘友情’や‘あなたを恋します’何て言葉も、あるんだよ?
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