美術館と薔薇
□Abnormality
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ーーー銀時の視点
受付を終え、神楽達が行った方向へ向かう
にしても、あいつらあんなこと言ってても喜んでたな
たまにはあーゆーのもいいかもな
神「銀ちゃん、受付終わるの遅いアルよ!!」
プンプン怒ってこっちに向かってくる神楽
なんだ、結局待ってくれてたのか
銀「おー、ごめんごめん、で、なに見てんだ?」
新「この大きな絵ですよ」
足下の大きな額縁のなかに描かれた
吸い込まれるような深い蒼色の絵
銀「こりゃスゲーな…」
その大きさと絵の迫力に思わず声を失う
新「“深海の世“って言う絵らしいです。」
銀「ほぅ…」
こんな大きな絵、よく描けたな
俺なら描こうとも思わないね
めんどくさいし
そんな絵を描く道具買う金ないし
新「で、銀さん。芸術って言うものが分かるんでしょ?この絵がどんなこと表してるか、教えて下さいよ」
え?
銀「え、ちょっ、待って。え?」
そんなの銀さん聞いてないよ?
神「銀ちゃん、昨日芸術が分かるって言ってたネ。その証拠にどんなこと表してるか教えろ天パァ!!」
え?
そんな「異議ありっ!」みたいに言われても…
あ
解説みたいな奴あるじゃん!
ガシッ
新「見たら駄目ですよ銀さん?」ニッコリ
お 前 そ ん な に 黒 か っ た か 新 八
銀「えー…と…」汗
どうする俺
適当なこと言ってもこいつらは何か言ってくるだろ…
よし
銀「あー、そーだ。銀さん違う絵見に行こー」汗
逃げました←
新「あ、ちょ、銀さん!」
神「あー、逃げちゃったアル。」
新「ちょっと苛めすぎましたかね」
後ろでクスクス笑うのが聞こえる
なんか悔しい←
階段を上って上へ
銀「なにあの子達怖い。特に眼鏡怖い」←
新しい眼鏡を発見したな、うん。←