01/09の日記

22:38
とつぜん感想文
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江戸川乱歩の孤島の鬼を読みました。

お正月に暇つぶしで何気なく怪人二十面相を読んでから続きを探していたら、なんと乱歩の小説に同性愛のでてくる本があるとのことで、急遽変更してこっちの本を買ってきました(動機が不純です)

蓑浦(ミノウラ)という男性が初代(ハツヨ)という女性と婚約するのですが、その初代に、美青年な上に高学歴、おまけに財産もある諸戸(モロト)が結婚を申し込んできます。しかし、諸戸は蓑浦の友人であり、今も蓑浦に想いを寄せる同性愛者。もしや諸戸は自分の想いの為に初代との間を邪魔しようとしているのではないか…?そう疑っている時に初代が密室で殺害されてしまいます。
復讐を決意した蓑浦。犯人を捜す内に様々な謎の真相に迫っていくが――


と私が要約すると安っぽくなってしまいますが、普段ミステリーをあまり読まない私でもグイグイ引き込まれるお勧めの本です。今日一日を潰して読み耽ってしまいました。
最初BL的な要素を期待して読んでいたのですが、途中から謎の方が気になって、でも最後は諸戸の歪んだ、しかし真っ直ぐな愛情の方が心に残る、そんな一冊です。諸戸好きだー

グロテスクな表現も多いので、もし興味をもった方は少々お気をつけを。


んでは、次はバクマンと友人帳を読んできますー(´`)

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