オリジナル小説

□暗号屋
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事件現場は娯楽施設のなかにある温泉
今回の依頼人、川上麗子さん(25)もよく利用するところだったらしい
「施設の責任者さんとは旧友でして。割引券などもよくいただいてましたし。この前は、温泉の1時間貸切サービスもしてもらったんですよ。知人なので放っては置けないですし…。どうかお願いします。」
「もちろんです!!任せてください!麗子さん!」
感動したね。いい友情だ。これで調査をしない人なんていないでしょ…
「報酬のほうは何か考えておりますか?麗子さん。」
いたよ。ただで動かない人が。
「そうですね…。これでどうでしょう?」
財布から出てきたのは野口英世!!
しかも三人!!
おい、一瞬目が凄く鋭くなったぞ?遊。
「わかりました。行きますよ佐々木。」
ため息と野口と遊
「待ってください。まだ出すものが、」
って麗子さんまた財布に手が!!それ以上中学生が金取るのはちょっと!
そして麗子さん一言
「遊さん、甘いものはお好きですか?」
遊、固まる。まさかこの男…
「駅前にオープンした新しいケーキ屋、知ってますよね?その店の食べ放題券もお付けしましょう」
「わかりました。行きますよ佐々木」
即答。
あと文面じゃわから無いだろうけど、一回目と二回目の反応の差は月とすっぽんだ。速い、鋭い、すごいプレッシャー。
「犯人さん。悪いですがこのゲーム、勝たせてもらいますよ…。」
燃えてますねー。先生。
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