オリジナル小説

□暗号屋
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「霊的現象から昼ドラのような事件までなんでも解決します!!
             暗号屋

住所、電話番号は…」



あたしは佐々木詩織。13歳。
上記のようなチラシを数百枚配り終え、帰宅する最中。
ん?家にではないよ?
本社に帰るの。
しばらく歩いてついた一軒家。
そのドアを開けると、
「お帰り佐々木。どうでした?」
制服(ブレザー)に長い髪(肩まで)
そして眼鏡(銀縁)の我が先生が残念なことに、非常に残念なことに存在しま…いらっしゃいました。
「どうもこうも無いわよ。遊。骨折り損のくたびれもうけよ。」
いすに座る先生――龍崎 遊に指示され、かれこれ一時間ほど、あたしはチラシを配ってたのだ
「そうですか…あのキャラクターが悪かったのでしょうか?」
いやいや、あんなチラシ、フツーの人が見ても何がなんだかわかんないし
「そうですかねぇ…。暗号屋も赤字ですね」
結成された瞬間からね。
そのとき珍しく、ホントに凄くめがっさ珍しくチャイムが鳴った
「お客さんですね。佐々木、出てください」
もちろん。結成五ヶ月目、三回目のお客さまだ。最高級のおもてなしをさせていただきます。

今回の事件は殺人。妙にこったトリックだった。
けど一般人にはわからないような事件も解く遊だ。
解けないはずの無い事件だった
けど、チラシの「霊的現象」って何だろう?
知り合いに陰陽師でもいるのかな?
謎の多い先生だ。
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