図書館戦争・マクロスF

□きづいてきにする
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「ねぇ、柴崎。」
「なぁに」
「ありがとう」
先を歩いていた柴崎が振り向くと笠原が笑顔でふんわり笑う。
「は?」
「手塚となんか癪だけど、教官たちに近づけてるなら嬉しい」
「あんた…」
「柴崎が私をちょっとでも認めてくれると自信になるよ」
先を歩いていた手塚に急かされ、またねとグランドに向かっていく。


「まったく純情なんだから」
その背を見送りながら、午前の新人指導をしていた二人の姿を思い出す。
本当になんとなくだが、上司の後ろ姿に似ていた。

「あんた達二人がかっこよくてずるかったなんて言える訳ないじゃない」

きっと、戦闘中はお互いの動きをフォローしあえる仲に二人で成長してるんだろう。



―その中に私も居たかったなんて―


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