POEM

□100年後
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空いっぱいの星たち
その光がここへ届くころ
彼らの姿はもうないと聞く
燃え尽きると知っていながらも輝く彼らは綺麗だと思った

100年後の遠い未来
人は空を飛んでるのか
もしくは土の中を泳げるようにでもなるのだろうか
100年経ったその日には今生きてる人はきっと誰もいない
なのに未来を思うのは
あの星のように輝きたいから?
妄想に取り付かれるだけのチャランポランじゃいられない
100年後の人たちへ胸をはって言えるように
伝え聞く子孫たちが誇りを持てるように

僕らの100年後は誰かの1年目になる
新しく生まれる命が
消えるまで誰よりも鮮やかに輝けるように
世界中の人と友達になりたいとか
世界中の人たちが幸せならいいとか
そんな大変なことじゃなくてね

今を生きている人たちが100年後も輝けるように
100年後に見上げた空の中
一番輝く星が自分であるために
誰かのために輝けるように
そして誰かがそれを僕だと気づいてくれることを祈って

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