短編

□小さな君へ
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今日の万事屋は一段と騒がしい。

「私のアルよ!!!」

「返してくだせぇぃ!!!それは俺のもんでさー」

「何言ってんですか?僕が一番最初に気づいたんですよ!!」

「うるせぇ!!誰がなんと言おうと俺のだ!!」

喧嘩の声。

その原因は・・・・。

一時間前にさかのぼる。

「はぁーー。暇だなーーー。」

今日も万事屋は仕事はなく銀時は暇をつぶしてた。

「あら。銀さん。」

「よっ。暇だから駄菓子買いにきたぜ。」

「あら。いつもありがとね。」

通いなれた駄菓子やで買い物をし暇をつぶそうと考えた銀時。

「ん?ばぁさん!これなんだ???」

お菓子の箱を見せる銀時。

今まで見たことのないお菓子。

「ん??私にはよく分からないんだけど。なかなか手にはいらないお菓子だとか?」

「へぇーー。一個しかないしな。ばぁさん、これ買うよ。」

銀時はめずらしいと言われているお菓子を買い、万事屋へと買える。

「おーーい。新八?神楽???」

声はない。

「散歩かな・・・?まぁ、いいや。」

ぱくっとクッキーみたいな菓子を食べる。

「ん??なんだ・・・急に眠く・・・」

どさっとソファに倒れこむ。


「銀さん・・・ただいまーー。あれ?いないのかな?」

新八は家の中へと足を進めたがその足はぴたりと止まった。

「・・・えぇーーーーーーーーーーー!!!」

「どうしたアル??新八??」

神楽は新八が見ているほうを覗き込む。

「「えーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」

二人仲良く叫ぶ。

「何で・・・??え・・・ぇ???」

新八と神楽はマジマジと見つめた。
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