真の願い
□第3話 参加
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――ガラッ
「みなさーん。おはようございます〜」
「おはようございま〜す!!!」
「はい、今日も一日頑張っていきましょう〜。では、出席をとりまーす」
「神谷さん。そろそろ馴染んでこれた?」
朝礼が終わり、皆が騒ぎ始めた時、二階堂に話しかけられた
「え、あ、いや、んと…えーと……」
「その様子だとまだ馴染めてないみたいだね。
じゃー校舎内の各部屋の場所とかは覚えた〜?」
「え、えと……ま、まだです……」
「じゃーまだ道に迷うこともあるんだ〜?」
「は、はい……」
「そっか〜じゃー…ヒマ森さん」
二階堂は、隣にいる日奈森に話しかけた
「ヒマ森じゃありません!日奈森です!!」
「そっか〜じゃー、ヒマ森さん」
「……もういいです。それで?何ですか?」
「神谷さんに、校舎を案内してもらいたいんだ〜。いい?」
「校舎案内?いいですよ」
「じゃーお願いね〜ヒマ森さん」
「…………わかりました」
二階堂は、言うだけ言うとさっさと教室を出ていった
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