真の願い
□第11話 お見舞い
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「ガーディアン集会を始めます」
「はぁーい……」
ここは、ロイヤルガーデン
時期は、夏休みである
もちろん、外は地獄の業火の如く、暑い
ロイヤルガーデンは、クーラーが効いているため、涼しい
だが、皆やる気ゼロ
夏バテ状態にも取れる
「何で夏休みまで……」
「ごめんね?日奈森さん。皆。わざわざ来てもらって…」
「そんな!唯世くんは悪くないよ!
ガーディアンだから仕方ないし!」
「でも、呼んだのは僕だし…」
そう、ここに集まったガーディアン全員は、前もって唯世に電話をもらっていた
内容は至ってシンプル
ガーディアンの仕事でまだ残っていることがあるから、学校に集合せよ、とのこと
「それで、その仕事が……」
「書類まとめ……」
「あー…こんなことなら、夏休みに入る前にやっとくんだったよ……」
「まぁまぁ、皆そんな弱音ばっかり吐いてたら、仕事が進まないわよ?
さ、とにかく始めましょ☆」
「「「「はぁい」」」」
嫌々ながらも、全員、仕事を始める
嫌々始めたが、やるときはやる人たち
それに人数が多い分仕事も思った以上に早く進んだ
といっても、元々の書類の量が半端なく多かったため、かなりの時間を要した
何度か休憩を挟みつつ、ことを進めていた
そんな、実は結構充実していた空気の中に
飛び込んできた人がいた
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