真の願い
□第15話 看病
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「ん…」
目を開けると、天井が見えた
見慣れた天井
ここは、あたしの家だ
いつのまに、帰ってきたのだろう?
……覚えていない
最後に見たのは、二階堂のいた建物の一室
そうだ、あの"声"が聞こえたんだ…
そうしたら、意識が遠くなって……
どうして、家にいるんだろう
とりあえず、起き上がってみようとした
が、起き上がれない
「あれ?」
どうしても、起き上がれない
腕に、力が入らないのだ
「んーっ!!痛っ!!」
無理に動かそうとすると、激痛が走る
どこが動かないのか調べようとあちこち動かそうとすると、脚も動かないことに気づいた
「あ、あれ?どう、なってるの?」
首を動かして、腕と脚を見てみた
「ほ、包帯…?」
腕と脚が包帯でぐるぐる巻きになっていた
「こ、これは、どういうこと…?」
もう一度首を動かして、周りの状況を確かめる
いつも見る部屋と違う箇所を見つけた
それは
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